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診療と新薬 2014;51(6):559-563
カンデサルタン シレキセチル錠の自然発症高血圧ラットにおける降圧作用及びSDラットにおける急性毒性の評価
矢來幸弘,蓮沼恵子,柴崎義明,土屋敏行,梅木祐仁
Meiji Seika ファルマ株式会社
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):559-563
診療と新薬 2014;51(6):559-563
カンデサルタン シレキセチル錠の自然発症高血圧ラットにおける降圧作用及びSDラットにおける急性毒性の評価
矢來幸弘,蓮沼恵子,柴崎義明,土屋敏行,梅木祐仁
Meiji Seika ファルマ株式会社
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):559-563
Meiji Seikaファルマ株式会社が開発中のカンデサルタン シレキセチル錠(以下,試験製剤)は,アンジオテンシンⅡ受容体阻害薬であり,高血圧症治療薬であるブロプレスⓇ錠(武田薬品工業株式会社:以下,標準製剤)と有効成分を同量含有する同一剤型の後発医薬品である。
本稿では,自然発症高血圧ラット(SHR)を用いて,試験製剤の降圧作用を標準製剤と比較した。また,両製剤の非臨床における安全性確認のために,雄性Sprague Dawley(SD)系ラットを用いた急性毒性試験を行った。
1)SHRを用いた降圧作用の評価:SHRに試験製剤及び標準製剤を,有効成分であるカンデサルタン シレキセチルとして1 mg/kg及び10 mg/kgの2用量で1日1回,3日間反復経口投与し,初回投与日から最終投与5日後まで血圧を測定した。試験群は,陰性対照群(溶媒投与群),試験製剤の低用量群及び高用量群,並びに標準製剤の低用量群及び高用量群の合計5群とし,各群の例数は6匹とした。血圧測定は覚醒下で非観血的に行い,評価には収縮期血圧を用いた。その結果,試験製剤群及び標準製剤群の血圧は,いずれの用量においても初回投与後から陰性対照群に比べ有意な低値を示した。最終投与の翌日以降,両製剤群とも徐々に血圧が回復し,投与終了後に投与前値よりも血圧が高くなるようなリバウンド現象は観察されなかった。試験製剤群と標準製剤群は試験期間を通じて同様の血圧の推移をたどり,両群の間に明らかな差は認められなかった。
2)SD系ラットを用いた急性毒性の評価:SD系ラットに試験製剤及び標準製剤を,有効成分であるカンデサルタン シレキセチルとして20 mg/kgの用量で単回経口投与し,急性期の毒性を評価した。試験群は,陰性対照群(溶媒投与群),試験製剤群及び標準製剤群の3群とし,各群の例数は3匹とした。その結果,いずれの群にも死亡は認められず,投与後の一般状態にも変化は認められなかった。体重は,両製剤群ともに陰性対照群と同様に推移し,有意差は認められなかった。投与から7日後に実施した剖検では,いずれの群にも毒性所見は認められなかった。
以上より,SHR及びSD系ラットを用いた今回の評価において,Meiji Seikaファルマ株式会社が開発中のカンデサルタン シレキセチル錠は,ブロプレスⓇ錠と同様の有効性及び安全性を有していることが示唆され,臨床においてブロプレスⓇ錠と同様な治療効果を発揮することが期待される。
キーワード:カンデサルタン シレキセチル,高血圧症,後発医薬品
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診療と新薬 2014;51(6):565-575
抗菌薬の適正使用と検体の適切な採取
藤田直久 1),新井裕子 2),遠藤康伸 3),笠井正志 4),金澤美弥子 5),金田暁 6),小塚雄民 7),小森敏明 8),澤井豊光 9),白阪琢磨 10),杉山香代子 11),高岡みどり 12),三浦正義 13),村山郁子 14),山之上弘樹 15),矢野篤次郎 16),由良温宣 17),波多江新平 18),Lanbeck Arne Peter 19)
ICHG研究会;,1)京都府立医科大学付属病院 臨床検査部・感染対策部,2)伊勢崎市民病院 薬剤部,3)成田赤十字病院 臨床検査科,4)長野県立こども病院 小児集中治療科・感染制御室,5)日本赤十字社 長崎原爆病院 感染制御室,6)独立行政法人 国立病院機構 千葉医療センター 消化器科,7)社会医療法人頌徳会日野クリニック 皮膚科・アレルギー科,8)長崎みなとメディカルセンター 市民病院 呼吸器内科,9)独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター,10)同 免疫感染症科,11)ICHG研究会,12)ICHG研究会,13)NTT西日本金沢病院 血液内科,14)医療法人ヘブロン会大宮中央総合病院 特定健診科,15)特定医療法人沖縄徳洲会 静岡徳洲会病院 内科,16)国立病院機構 別府医療センター 臨床研究部,17)ICHG研究会,18)ICHG研究会,19)スコーネ大学病院 感染症科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):565-575
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診療と新薬 2014;51(6):577-580
常在細菌叢の温存と食細胞系免疫の確保
金澤美弥子 1),新井裕子 2),井内律子 3),岡本多恵子 4),金澤かな子 5),香取陽子 6),小原ゆみ子 7),佐々木富子 8),鹿倉節子 9),竹本真美 10),田中裕子 11),長谷川ゆり子 12),藤田直久 13),村山郁子 14),森英恵 15),森本美智子 16),山﨑真紀子 17),山之上弘樹 18),由良温宣 9),波多江新平 9)
ICHG研究会;,1)日本赤十字社長崎原爆病院 感染制御室,2)伊勢崎市民病院 薬剤部,3)医療法人社団洛和会洛和会音羽病院 感染防止対策室,4)サービス付高齢者向け住宅 ポポロの杜豊岡,5)長崎大学原爆後障害医療研究所 原研内科 臨床検査,6)JA神奈川県厚生連伊勢原協同病院 医療安全対策室,7)医療法人信愛会新生病院 感染対策室,8)医療法人育和会育和会記念病院 医療安全管理室,9)ICHG研究会,10)独立行政法人国立病院機構千葉医療センター 看護部,11)社会医療法人抱生会丸の内病院医療安全管理部 感染対策課,12)帝京科学大学医療科学部 看護学科,13)京都府立医科大学付属病院 臨床検査部・感染対策部,14)医療法人ヘブロン会大宮中央総合病院 特定健診科,15)長崎みなとメディカルセンター市民病院 看護部,16)兵庫県立大学看護学部 実践基礎看護講座 看護病態学,17)和歌山県立医科大学保健看護学部,18)特定医療法人沖縄徳洲会静岡徳洲会病院 内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):577-580
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診療と新薬 2014;51(6):581-584
ノロウイルス感染症の感染予防対策
由良温宣 1),新井裕子 2),金澤美弥子 3),竹本真美 4),藤田直久 5),村山郁子 6),山之上弘樹 7),波多江新平 8)
ICHG研究会;,1)ポポロの杜豊岡,2)伊勢崎市民病院薬剤部,3)日本赤十字社長崎原爆病院感染制御室,4)独立行政法人国立病院機構千葉医療センター看護部,5)京都府立医科大学感染制御・検査医学,6)ヘブロン会大宮中央総合病院特定健診科,7)静岡徳洲会病院内科,8)ICHG研究会
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):581-584
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診療と新薬 2014;51(6):585-594
未滅菌手袋の着用状況から考える看護実践における感染予防対策
金澤美弥子 1),浦田秀子 2),楠葉洋子 2),波多江新平 3)
ICHG研究会;,1)日本赤十字社長崎原爆病院 看護部,2)長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 看護学講座,3)ICHG研究会
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):585-594
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診療と新薬 2014;51(6):595-596
医療に供される水の種類
新井裕子 1),金澤美弥子 2),藤田直久 3),村山郁子 4),山之上弘樹 5),杉山香代子 6),由良温宣 6),波多江新平 6)
ICHG研究会;,1)伊勢崎市民病院薬剤部,2)日本赤十字社長崎原爆病院 感染制御室,3)京都府立医科大学付属病院 臨床検査部・感染対策部,4)医療法人ヘブロン会大宮中央総合病院 特定健診科,5)特定医療法人沖縄徳洲会静岡徳洲会病院 内科,6)ICHG研究会
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):595-596
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診療と新薬 2014;51(6):598-599
遅効型インスリン デグルデクを用いた2型糖尿病の臨床現場でのSick Day対策法
藤原正純
西条中央病院 糖尿病内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):598-599
診療と新薬 2014;51(6):598-599
遅効型インスリン デグルデクを用いた2型糖尿病の臨床現場でのSick Day対策法
藤原正純
西条中央病院 糖尿病内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):598-599
2型糖尿病患者のSick Day対策として,当院では,自己血糖測定(SMBG)による遅効型インスリン デグルデク(トレシーバⓇ)の導入を実践している。腎機能が正常な糖尿病患者のSick Day対策として有用と考え,提案させていただく。
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診療と新薬 2014;51(6):600-601
自己管理不能な透析症例に,透析スタッフによる透析終了時のみのリラグルチド管理で対応した2型糖尿病の1例
藤原正純
西条中央病院 糖尿病内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):600-601
診療と新薬 2014;51(6):600-601
自己管理不能な透析症例に,透析スタッフによる透析終了時のみのリラグルチド管理で対応した2型糖尿病の1例
藤原正純
西条中央病院 糖尿病内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):600-601
インスリン自己管理が困難であった認知症合併2型糖尿病の透析症例に対し,透析終了時の透析スタッフによるリラグルチド皮下注射のみで血糖管理を行うことで,糖尿病治療を患者本人の管理から全面的に解放し,順調に経過した症例を経験した。
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診療と新薬 2014;51(6):602-604
強化インスリン療法中の腎症合併2型糖尿病症例に遅効型インスリン グラルギンからデグルデクへ切り替え,インクレチン製剤を含む多剤併用療法で,インスリンの大幅な減量ができた1例
藤原正純
西条中央病院 糖尿病内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):602-604
診療と新薬 2014;51(6):602-604
強化インスリン療法中の腎症合併2型糖尿病症例に遅効型インスリン グラルギンからデグルデクへ切り替え,インクレチン製剤を含む多剤併用療法で,インスリンの大幅な減量ができた1例
藤原正純
西条中央病院 糖尿病内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):602-604
遅効型インスリンをインスリン グラルギンからインスリン デグルデクへ変更し,超速効型インスリンを離脱してDPP-4阻害剤を含む内服加療を施行することで,大幅にインスリン投与量が減量でき,かつ,HbA1c,グルコアルブミンや,患者QOLの改善も認め,良好な経過が得られた腎症合併2型糖尿病の1例を経験したので報告する。
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診療と新薬 2014;51(6):605-607
ピオグリタゾンにより強化インスリンから離脱でき,ビグアナイド剤,アログリプチンの追加で血糖管理が安定した気管支喘息合併,肥満2型糖尿病の1例
藤原正純
西条中央病院 糖尿病内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):605-607
診療と新薬 2014;51(6):605-607
ピオグリタゾンにより強化インスリンから離脱でき,ビグアナイド剤,アログリプチンの追加で血糖管理が安定した気管支喘息合併,肥満2型糖尿病の1例
藤原正純
西条中央病院 糖尿病内科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(6):605-607
気管支喘息合併,肥満2型糖尿病患者に対し,積極的にピオグリタゾンを投与し,インスリンの離脱に至り,ビグアナイド剤,アログリプチンの追加投与でステロイド対策として使用していたインスリンからも解放され,血糖管理が安定した1例を経験した。