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診療と新薬 2015;52(1):3-7
かかりつけ医のための夜尿症の初期診療のポイント
服部益治
兵庫医科大学小児科学講座
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):3-7
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診療と新薬 2015;52(1):8-13
クロピドグレル硫酸塩製剤のラット及びウサギを用いた血小板凝集抑制作用の検討
伊藤富美,蓮沼恵子,若林翼,打田光宏,土屋敏行,黒沢亨,酒井東日,三浦哲也
Meiji Seikaファルマ株式会社
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):8-13
診療と新薬 2015;52(1):8-13
クロピドグレル硫酸塩製剤のラット及びウサギを用いた血小板凝集抑制作用の検討
伊藤富美,蓮沼恵子,若林翼,打田光宏,土屋敏行,黒沢亨,酒井東日,三浦哲也
Meiji Seikaファルマ株式会社
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):8-13
開発中のクロピドグレル硫酸塩製剤(試験製剤)は,抗血小板剤であるプラビックスⓇ錠(サノフィ株式会社,標準製剤)と,有効成分クロピドグレルを同量含有する後発医薬品である。今回,標準製剤を比較対照として,試験製剤の血小板凝集抑制作用をラット及びウサギを用いて検討した。
1)ラットにおける血小板凝集抑制作用:試験製剤をクロピドグレルとして1.92,3.83 及び7.66 mg/kg の用量でラットに単回経口投与し,投与2,6,24及び48時間後に血小板凝集能を測定した。その結果,試験製剤は無処置と比較して用量依存的に血小板凝集を抑制した。1.92,3.83及び7.66 mg/kg投与による血小板凝集の抑制は投与2または6時間後に最大となり,このときの抑制率はそれぞれ約30,55及び70%であった。その後,血小板凝集の抑制は徐々に回復する傾向を示しながら投与48時間後まで持続した。この試験製剤の作用強度及び持続性は,標準製剤と同程度であった。
2)ウサギにおける血小板凝集抑制作用:試験製剤をクロピドグレルとして19.2 mg/kgの用量でウサギに単回経口投与し,投与2時間後に血小板凝集能を測定した。その結果,試験製剤は血小板凝集を投与前値と比較して約40%抑制した。この試験製剤の作用強度は標準製剤と同程度であった。以上より,試験製剤はラット及びウサギにおいてプラビックスⓇ錠と同様の血小板凝集抑制作用を示すことが明らかとなり,臨床においてプラビックスⓇ錠と同等の治療効果を発揮することが期待される。
キーワード:クロピドグレル,抗血小板剤,血小板凝集,虚血性脳血管障害,虚血性心疾患,末梢動脈疾患,後発医薬品
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診療と新薬 2015;52(1):14-18
レトロゾール2.5 mg「明治」のDMBA誘発ラット乳腺腫瘍に対する抗腫瘍効果の検討
倉田靖,土屋敏行,奥山裕一,間中正恵,斉藤健,酒井東日,青山式孝
Meiji Seikaファルマ株式会社
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):14-18
診療と新薬 2015;52(1):14-18
レトロゾール2.5 mg「明治」のDMBA誘発ラット乳腺腫瘍に対する抗腫瘍効果の検討
倉田靖,土屋敏行,奥山裕一,間中正恵,斉藤健,酒井東日,青山式孝
Meiji Seikaファルマ株式会社
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):14-18
Meiji Seikaファルマ株式会社が開発したレトロゾール2.5 mg「明治」(以下,Letrozole 「Meiji」)について,先発医薬品であるノバルティス ファーマ株式会社のフェマーラⓇ錠2.5 mg(以下,FemaraⓇ)を対照に,7,12-Dimethylbenz[a]anthracene(DMBA)誘発ラット乳腺腫瘍モデルを用いて抗腫瘍効果を比較検討した。
7週齢のCrl:CD(SD)雌ラットにDMBAを75 mg/kgの用量で1回経口投与後,外表観察で乳腺腫瘤(直径8~20 mmの腫瘤が1~3 個)が確認できた動物について群分けを実施した。
群分け翌日よりFemaraⓇもしくはLetrozole「Meiji」ともに1.0 mg/kgの用量を1日2回(午前及び午後)に分けて5週間反復経口投与した。媒体対照群は投与期間中に腫瘍径を測定し,各群に発生した乳腺腫瘤の発生個数と発生した乳腺腫瘤の総体積の推移により,乳腺腫瘍発生に対する両製剤投与の影響について比較検討した。
その結果,Letrozole「Meiji」投与群では媒体対照群と比較して有意な腫瘍増殖抑制効果が観察された。Letrozole「Meiji」の平均総腫瘍体積の推移と1匹あたりの腫瘍発生個数を標準製剤であるFemaraⓇ投与群と比較すると,ほぼ同様の著明な抑制効果が示され,Letrozole「Meiji」とFemaraⓇのラット乳腺腫瘍発生に対する抗腫瘍効果は同様であると考えられた。
以上から,Letrozole「Meiji」のラット乳腺腫瘍発生に対する抗腫瘍効果は先発医薬品であるFemaraⓇと同様であることが示された。
キーワード:レトロゾール,アロマターゼ阻害剤,抗腫瘍効果,後発医薬品,DMBA誘発乳腺腫瘍
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診療と新薬 2015;52(1):21-25
【特集】医学生・研修医のための高齢医学への招待(東京都健康長寿医療センター「高齢医学セミナー2014」より)1.わが国の高齢医学の取り組みと当センターの役割─老年医学がめざすもの─
井藤英喜
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):21-25
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診療と新薬 2015;52(1):26-30
【特集】医学生・研修医のための高齢医学への招待(東京都健康長寿医療センター「高齢医学セミナー2014」より)2.高齢者心疾患の最新治療
原田和昌
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):26-30
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診療と新薬 2015;52(1):31-35
【特集】医学生・研修医のための高齢医学への招待(東京都健康長寿医療センター「高齢医学セミナー2014」より)3.高齢者を診療できる医者になるために
荒木厚
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):31-35
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診療と新薬 2015;52(1):36-39
【特集】医学生・研修医のための高齢医学への招待(東京都健康長寿医療センター「高齢医学セミナー2014」より)4.高齢者の外科治療の最前線
黒岩厚二郎
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):36-39
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診療と新薬 2015;52(1):40-43
【特集】医学生・研修医のための高齢医学への招待(東京都健康長寿医療センター「高齢医学セミナー2014」より)5.高齢者の内視鏡治療の最前線─ESDからEUS-FNAまで─
西村誠
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):40-43
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診療と新薬 2015;52(1):44-49
【特集】医学生・研修医のための高齢医学への招待(東京都健康長寿医療センター「高齢医学セミナー2014」より)6.高齢者神経疾患の診断・治療
仙石錬平
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):44-49
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診療と新薬 2015;52(1):51-54
オメガ-3脂肪酸エチル(ロトリガⓇ粒状カプセル)の使用経験
菅原明 1),大和田直樹 2),伊藤貞嘉 3)
1)東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野,2)宮城県立がんセンター 糖尿病・内分泌代謝科,3)東北大学大学院医学系研究科 腎・高血圧・内分泌学分野
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):51-54
診療と新薬 2015;52(1):51-54
オメガ-3脂肪酸エチル(ロトリガⓇ粒状カプセル)の使用経験
菅原明 1),大和田直樹 2),伊藤貞嘉 3)
1)東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野,2)宮城県立がんセンター 糖尿病・内分泌代謝科,3)東北大学大学院医学系研究科 腎・高血圧・内分泌学分野
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2015;52(1):51-54
オメガ-3脂肪酸エチル(ロトリガⓇ粒状カプセル)を34例に投与したところ,中性脂肪・LDL-コレステロールの減少傾向ならびにHDL-コレステロールの上昇傾向が認められた。中性脂肪の減少は,2型糖尿病合併例,BMI高値例,中性脂肪高値例ほど顕著な傾向が認められた。オメガ-3脂肪酸エチルは,動脈硬化のリスクを有する症例には今後積極的に使用すべき薬剤であると考えられた。