東京都中央区日本橋箱崎町4-6
アライズ第3ビル
FAX:03-5643-2217
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(PDF)
診療と新薬 2019;56(6):417-423
2型糖尿病合併高脂血症患者における新規高脂血症治療薬ペマフィブラートの実臨床プロファイルについて
遅野井健,斎藤三代子,遅野井雄介,仲田真依子,大渕健介,加藤誠
医療法人 健清会 那珂記念クリニック
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):417-423
The Real-World Profile of a Novel Selective Peroxisome Proliferator-Activated Receptor-αModulator, Pemafibrate, in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus and Dyslipidemia
診療と新薬 2019;56(6):417-423
2型糖尿病合併高脂血症患者における新規高脂血症治療薬ペマフィブラートの実臨床プロファイルについて
遅野井健,斎藤三代子,遅野井雄介,仲田真依子,大渕健介,加藤誠
医療法人 健清会 那珂記念クリニック
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):417-423
The Real-World Profile of a Novel Selective Peroxisome Proliferator-Activated Receptor-αModulator, Pemafibrate, in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus and Dyslipidemia
ペマフィブラートは2018年6月に発売された新規フィブラート系薬剤であるが,選択的ペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体αモデュレーター(SPPARMα)であり,血中の中性脂肪(トリグリセライド:TG)低下作用およびHigh density lipoprotein(HDL)-コレステロール増加作用等,様々な作用を有することが国内Phase 3試験結果で確認されている。そこで,2型糖尿病を合併した高脂血症患者における,日常診療下でのペマフィブラートの有効性・安全性プロファイルを検討した。
当院でペマフィブラートを処方し,投与4週間以上経過した2型糖尿病合併高脂血症患者(TG>150 mg/dL)26例について投与24週目まで解析した。その結果,ペマフィブラートは投与4週目の血清TG値が有意に低下し,血清HDL-コレステロール値が有意に増加した。ペマフィブラートはベースラインの血清TG値が高いほど,血清TG値が低下する負の相関が認められた。
また,ペマフィブラートは血清肝機能パラメータ,特にAlanine aminotransferaseおよびgamma-glutamyl transferaseを有意に低下させた。一方,ペマフィブラートはクレアチンキナーゼには影響しなかった。
以上より,2型糖尿病を合併した脂質異常症患者において,ペマフィブラートは日常診療下でも有効性・安全性が期待されると考えられた。
Key words:ペマフィブラート,SPPARMα,トリグリセライド,2 型糖尿病
診療と新薬 2019;56(6):417-423
2型糖尿病合併高脂血症患者における新規高脂血症治療薬ペマフィブラートの実臨床プロファイルについて
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):417-423
The Real-World Profile of a Novel Selective Peroxisome Proliferator-Activated Receptor-αModulator, Pemafibrate, in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus and Dyslipidemia
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診療と新薬 2019;56(6):424-430
乳酸菌ローションによるシワと肌状態に対する効果
金子剛 1),宮田晃史 2),鈴木さちよ 3)
1)一般財団法人 日本臨床試験協会(JACTA),2)日本橋エムズクリニック,3)株式会社鈴木ハーブ研究所
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):424-430
Effect of Lactic Acid Bacterium Lotion on Wrinkles and Skin Condition
Takeshi KANEKO 1),Akinobu MIYATA M.D. 2),Sachiyo SUZUKI 3)
1)JACTA(Japan Clinical Trial Association),2)Nihonbashi M's Clinic,3)Suzuki Herb Laboratory Co.,Ltd.
診療と新薬 2019;56(6):424-430
乳酸菌ローションによるシワと肌状態に対する効果
金子剛 1),宮田晃史 2),鈴木さちよ 3)
1)一般財団法人 日本臨床試験協会(JACTA),2)日本橋エムズクリニック,3)株式会社鈴木ハーブ研究所
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):424-430
Effect of Lactic Acid Bacterium Lotion on Wrinkles and Skin Condition
Takeshi KANEKO 1),Akinobu MIYATA M.D. 2),Sachiyo SUZUKI 3)
1)JACTA(Japan Clinical Trial Association),2)Nihonbashi M's Clinic,3)Suzuki Herb Laboratory Co.,Ltd.
目的:化粧品「乳酸菌ローション」のシワと肌状態に対する効果を確認するため,ハーフフェイス法による遮蔽試験を行った。
方法:30歳以上49歳以下の目尻のシワグレード1-3の健康な女性を対象に試験品の使用を毎日の朝晩2回,4週間継続させた。顔面の片側に試験品塗布,もう一方の側を無塗布とする遮蔽試験を実施した。主要アウトカムは,目尻のシワ・角層水分量・肌弾力・肌のキメ(角層細胞面積・重層剝離率)・被験者自身の主観評価とし,副次アウトカムは,安全性とした。
結果:20人が試験を開始し,1人が中止し,19人が8週後まで完遂し,19人を解析対象とした。目尻のシワ・角層水分量・肌弾力は8週後,有意に改善され,不使用側との比較でも有意な差がみられた。角層細胞面積は8週後,増加(改善)の傾向がみられたが,不使用側との比較で有意な差はみられなかった。重層剝離率は有意な変化はみられなかった。主観評価については,全14項目のうち,13項目で改善がみられ,不使用側との比較では1項目で改善の傾向,13項目で改善の差がみられた。8週間の試験期間中に有害事象は発生せず,試験品の安全性が確認された。
結論:「乳酸菌ローション」を継続使用することにより,目尻のシワや肌の状態への効果がみられた。
Key words:乳酸菌ローション(Lactic acid bacterium lotion),エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis),ラクトフェリン(lactoferrin),ヨーグルト液(Yogurt Filtrate),ホエイタンパク(Whey protein),シワグレード(wrinkle grade),肌改善(skin improvement)