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診療と新薬 2020;57(9):857-866
65歳以上の膵外分泌機能不全患者におけるパンクレリパーゼ製剤(リパクレオンⓇ)投与量別の安全性および有効性
長谷部裕子 1),神蔵巧 1),春名成則 1)
1)マイランEPD 合同会社 メディカルアフェアーズ本部
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2020;57(9):857-866
診療と新薬 2020;57(9):857-866
65歳以上の膵外分泌機能不全患者におけるパンクレリパーゼ製剤(リパクレオンⓇ)投与量別の安全性および有効性
長谷部裕子 1),神蔵巧 1),春名成則 1)
1)マイランEPD 合同会社 メディカルアフェアーズ本部
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2020;57(9):857-866
目的:65歳以上の膵外分泌機能不全(Pancreatic Exocrine Insufficiency;PEI)を有する患者を対象として,パンクレリパーゼ製剤(リパクレオンⓇ:以下,本剤)の安全性および有効性を本剤の投与量別に検討した。
方法:本剤の特定使用成績調査(長期投与)において本剤を投与されたPEI患者のうち,65歳以上で初回投与量900 mg/日もしくは1800 mg/日を服用していた症例を,初回投与量別に本剤の安全性および有効性の検討を実施した。PEI関連臨床症状(脂肪便,排便回数,下痢,便の悪臭,食欲不振,腹部膨満),QOLおよび栄養指標(血清総蛋白,アルブミン,総コレステロール,中性脂肪,ヘモグロビン)を有効性評価項目として,投与開始前と投与開始後の各項目を評価した。
結果:副作用は900 mg/日群で6/83例(7.23%)9件,1800 mg/日群で16/206例(7.77%)24件認められ,主な副作用は胃腸障害であった。PEI関連臨床症状は,900 mg/日群において「脂肪便」は全ての評価時点で有意な改善が認められず,「排便頻度」は4週後を除く時点で,「便の悪臭」は4週後を除く時点で,「腹部膨満」は4および8週後を除く時点で改善が認められたが,1800 mg/日群では「便の悪臭」の8および24週後,「腹部膨満」の8週後を除く全ての項目,全ての評価時点で改善が認められた。QOL は,900 mg/日群では総じて改善が認められたが,52週後の「体の痛み」には改善が認められず,一方,1800 mg/日群では全ての項目,全ての評価時点で改善が認められた。また,栄養指標については,900 mg/日群では血清総蛋白が全ての評価時点で,アルブミンは4および24週後で改善が認められたが,1800 mg/日群では血清総蛋白の8,24および52週後,アルブミンの8,24および52週後,総コレステロールの4,24および52週後で改善が認められた。
結論:65歳以上の高齢PEI患者において本剤初回投与量900 mg/日および1800 mg/日の有効性および安全性が認められた。長期で栄養状態を管理する場合は本剤1800 mg/日にて治療を開始することが望ましいと考える。
キーワード:膵外分泌機能不全,高齢者,パンクレリパーゼ,膵酵素補充療法,投与量
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診療と新薬 2020;57(9):867-875
美容液「リペアジェル」とマッサージの併用による総合的な肌改善効果
金子剛 1),宮田晃史 2),織田次男 3),齊藤紀克 4)
1)一般財団法人日本臨床試験協会(JACTA),2)日本橋エムズクリニック,3)シー・テックジャパン有限会社,4)株式会社リソウ
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2020;57(9):867-875
Comprehensive Skin Improvement Effect by Combined Use of Cosmetic Serum "Repair Gel" and Massage
Takeshi KANEKO 1), Akinobu MIYATA 2), Tsugio ODA 3), Norikatsu SAITO 4)
1)JACTA(Japan Clinical Trial Association),2)Nihonbashi M's Clinic,3)C-TECJAPAN Co., Ltd. ,4)RISOU Co., Ltd.
診療と新薬 2020;57(9):867-875
美容液「リペアジェル」とマッサージの併用による総合的な肌改善効果
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2020;57(9):867-875
Comprehensive Skin Improvement Effect by Combined Use of Cosmetic Serum "Repair Gel" and Massage
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診療と新薬 2020;57(9):876-882
シルクフィブロインのHDLコレステロール増加作用の検証:無作為化二重盲検クロスオーバー試験サブグループ解析
渡會伸治 1),渡會雪絵 2),吉川育矢 3),長島孝行 4),板倉弘重 5)
1)石川町内科クリニック 院長,2)石川町内科クリニック 医師,3)ドクターセラム株式会社,4)東京農業大学農学部農学科,5)芝浦スリーワンクリニック
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2020;57(9):876-882